羽毛布団の専門家 羽毛工房 |眠りは成長とともに変化します |
自分に合った“良い眠り”を得るためには、“安眠のデザイン”、即ち寝生活(スリープライフ)の工夫が大切ですが、そのためには、赤ちゃんからお年寄りまでの世代別に、眠りの様々な変化や、特徴などを知ることが必要です。 一日に一度眠る大人の睡眠を単周期型というのに対し、赤ちゃんの眠りを多周期型といいます。 新生児は昼夜の区別なく、睡眠―覚醒―睡眠を一日5〜7回くりかえし、新生児では一日の睡眠時間の総計は20時間ぐらいにもなります。 眠ってばかりいるようですが、“寝る子は育つ”というように、発育に必要な成長ホルモンは主に睡眠中に分泌しますので、赤ちゃんにとって、眠るということは一番大切な仕事なのです。
幼児期になると単周期型睡眠になるのは、大人の社会生活の影響をうけてそうなるのであって、必ずしもからだの成長と一致したかたちとはいえません。 生理的に昼寝が必要だというのもこのためで、この時期の睡眠不足は案外と多いものです。子供の睡眠不足は、からだと、とくに、心の健全な発育にたいへん悪い影響を与えます。 子供は赤ちゃんと大人の中間ですから、赤ちゃんが一日に20時間もの睡眠を必要としていただことを思い出して、お子様の睡眠時間には十分な配慮をしてあげて下さい。 幼児期には、就寝時間がくるくると変わってお母さんが困るのも、生活パターンがまだ安定していない証拠です。昼寝も時間をきめて起こす時には必ず起こすようにするのが、夜の就寝時刻の習慣づけにとって大切になるのです。それだけに、幼児・子供の寝生活(スリープライフ)には、お母さんの細かい気配りが要求されるのです。
思春期には、性ホルモンの影響によって成長がさかんになり、とくに背丈がのびます。しかし、内臓や筋肉などの発育は、それに十分についていけないため、心身のバランスが乱れて疲れやすくなります。 これは、成長期のからだと心の健康に大変に有害なことです。ですから、親の気配りとして、疲労をできるだけ短時間に回復できるような寝生活(スリープライフ)環境づくりをしてあげるとともに、なるべく条件の良い寝具にやすませるよう心掛けてあげて下さい。
30代から50代は、社会の中心として働く世代ですから、疲れの年代ともいえるでしょう。
お年寄りの方が、昼寝をしたり、早くやすむようになることは自然の現象です。心身の機能は、壮年期よりも次第に低下することは仕方ありません。すべてに、ゆっくりとしたリズムが要求されます。身体の機能と、心の機能を、自然の摂理に従って調和させることが大切です。 早寝をすれば、朝4時頃に目覚めるのは当然なのです。“これは困った”と考え込むことより、朝の軽い散歩などをして、気分をかえることが一日の快いリズムを生むのです。 シルバーエイジといわれる世代をむかえたら、安眠のためには、短時間の運動を、コマギレ的に生活の中に挿入することが効果的だといわれます。
昔から、赤ちゃんの布団は柔らかすぎてはいけないといわれてきましたが、これは本当です。
発育期にあるこの世代の眠りの特徴は、発汗、寝返りの多さ、寝相の悪さだといわれます。昼間のせい一杯背伸びした活動に疲れきって、一生懸命に眠っているのです。
若者の体格がどんどん大きくなっている現在、寝具のサイズが小さいという悩みが一番多いようです。購入時には、やや大きめかなーと感じる寝具を選んでおくことがいいのです。
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